異境

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異境

  • 著者名:堂場瞬一【著】
  • 価格 ¥1,122(本体¥1,020)
  • 小学館(2012/04発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 300pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784093863056

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内容説明

一匹狼の新聞記者が外国人犯罪集団に挑む!

『STORY BOX』誌で2010年~2011年に連載された同名小説の単行本化。『二度目のノーサイド』(95/2009年)に続く単行本を電子化! 本社から横浜支局に飛ばされてきた、一匹狼の新聞記者・甲斐明人。着任早々、後輩記者の謎の失踪を追うことに。スクープを取材していたらしい彼の足取りを追ううちに、女性刑事・浅羽翔子と出会う。そして失踪の陰に、新興してきた外国人犯罪集団の存在が浮かび上がってきた。さらに警察内部にも危険な香りが漂いはじめ‥‥。 堂場瞬一氏作家生活10周年の記念すべき年に刊行された本格警察小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

153
堂場さんらしい‘仕事人’の男女それぞれのキャラを生かしたミステリーです。本社から横浜支局に左遷?されたクセのある新聞記者「甲斐」が着任早々、後輩記者が謎の失踪となり、足取りを追ううちに女性刑事「浅羽」と出会います。この出会いから事件の真相にせまっていくのですが、この二人のキャラと距離感がなんとも絶妙で、ひきつけられます。キャラが地味にしっかりと成立しているだけに、今後の展開も気になる作品ではあります。それにしても堂場さんと、ホント、クールビューティな女性を描かせたら見事に、魅力満載に描いてくれますね。2011/10/29

優希

102
面白かったです。左遷された新聞記者・甲斐が追いかける失踪事件が導いたのは闇そのものでした。失踪に絡む犯罪集団。何を信じるべきかわからなくなる空気感はまさに異境と言うのにい相応しいと思います。真っ直ぐなだけでは貫けない正義。最後まで惹きつけて離さない作品でした。2017/02/24

ミカママ

77
世の中に警察小説は山ほどあれど、堂場さんのように新聞記者からの視点で書ける作家さんはそういないでしょう。つぎつぎ変わるシーン(でもちゃんとつながっているので読みやすい)にハラハラしながら一気読み。ミステリーとしても楽しかったし、これは新聞記者としての極上の人間ドラマですね。甲斐と真琴の行く末も気になるし、これは続編ありますか?2014/08/11

星群

39
行方不明になった記者は、果たして無事なのか。真相が気になって、一気読み。堂場さん、読み易いんだけど、少し内容が薄っぺらい気がした。例えば、やっと、多国籍ギャングが姿を現したと思ったら、手下しか出てこなかったし、他にも少し思うところがあって、ちょっと惜しい気がする。会社にしても警察に対しても、味方が殆どいなくて疑ってばっかりだったので、何だか疲れた。2013/03/05

RIN

26
捻くれ者だがしっかり組織人してるいつもの堂場さんらしい主人公(笑)。帯ジャケには新聞記者&女性刑事コンビものっぽく書かれているが、シリーズ化かな?古巣?の新聞社が舞台だけに記者の生活が説得力あるし、記者がネタを追い求める心情なども興味深く読める。文章巧者だけに一気に読ませるし。ただ、入社2年目二階記者、失踪して自宅も荒らされてるというのに会社の人達が冷た過ぎ。「嫌われ者」ったってそこまで嫌われそうな描写はないし、警察の無関心は理由があったけど、会社の無関心冷酷さには最後まで疑問と違和感が残った。2012/07/07

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